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復習するなら生物?物理?数3?|現役薬学生200人にアンケート

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春から薬学生

薬学部に入る前に高校の勉強を復習しておいた方がいいのかなぁ?

薬学部で役に立つ科目は何だろう?

優先してどの科目を勉強したらいいんだろう?

こんなお悩みをお持ちの方は必見です。



✔️この記事で分かること

◎高校の科目を復習した方がいい理由
◎薬学部に入ってから役に立つ科目
◎現役薬学生がおすすめの重要な科目



記事を書いている僕は現在、薬学部5回生
運営するInstagramアカウントには、3500人を超える薬学生がフォローしており、1〜6回生の幅広い情報を取りそろえています。



この記事では、たくさんの現役薬学生が回答したアンケート結果から「薬学生たちの生の声」が聞けます。



先輩たちのアドバイスによって、薬学部生活の良いスタートダッシュを切ることができるので、ぜひごゆっくり読んでみてください。



本記事は下記の内容を解説します。

復習するなら生物?物理?数3?

f:id:yakugakun:20200227173151j:plain 春から薬学生の子たちが、復習しておけば役立つおすすめの科目は?



Instagramでこのような質問を投げかけたところ、約200名の薬学生から回答を得られました。



それでは早速ランキング上位から、勉強した方がいい理由とともに解説していきます。

1位は「生物」(78票)

アンケートではダントツで「生物」が1位という結果になりました。


「生物」は薬学部で重要な科目の「薬理学」や「病態」「薬物治療」「生化学」などの理解に繋がることから、復習しておいた方がいいという意見が多かったです。


逆にいうと、「生物」の知識がないとこれらの科目を理解するのが難しくなるため、大学に入ってから苦労してしまうかもしれませんね。


特に「生物」の中でも

・細胞
・遺伝子
・解糖系やクエン酸回路(TCAサイクル)
・代謝
・免疫
・糖やアミノ酸
・DNAやRNAの構成塩基

薬学部ではこのあたりの範囲をよく使います。

高校時代に「物理」を選択していて、「生物」をあまり勉強していなかった方は、目を通しておくことをおすすめします。


また、高校時代に「生物」を勉強していなくて、少し不安に思っている方もいると思います。


ただ、そこまで心配しなくても大丈夫です。
なぜなら、高校で「生物」の授業を受けていない人が一定数いることを大学の先生たちも理解しているからです。


なので、「高校で生物を勉強していないから、大学のテストの成績がめっちゃ悪い。」ということはありません。
大学の講義は先生が1から教えてくれますし、テストは講義で習った範囲からしか出ませんので、安心してくださいね。


余談ですが、僕も高校時代は「生物」を勉強していませんでした。
とはいえ、大学の定期試験では学年1桁順位をとれていますので、結局は大学に入ってからの努力次第という所もあります(笑)


あくまで、復習をしておいた方が少し楽になるという程度です。
とはいえ、たくさんの薬学生が復習しておいた方がいいと言うほど重要な科目であることは間違いないと思います。

2位は「化学」(53票)

「生物」の次にアンケートで多かったのが「化学」です。


「化学」は薬学部で重要な科目の「有機化学」や「無機化学」「薬物動態学」、その他たくさんの科目とリンクしているため、復習しておいた方がいいという意見が多かったです。


特に大学で習う「有機化学」はかなり難しく、この科目で留年になってしまう薬学生もいます。


難しいと言われている理由として、「有機化学」は問題の出し方が無数に作れるため、暗記だけではどうにもならないのです。


なので、暗記だけではなく「なぜそうなるのか?」を説明できるくらいしっかり理解する習慣をつけておくことをおすすめします。


特に「化学」の中でも

・電気陰性度
・モル計算や濃度計算
・官能基
・化学平衡
・有機化学
・無機化学

薬学部ではこのあたりの範囲をよく使います。

とはいえ、「高校化学」は全て大学に入っても使える知識です。
「高校化学」を極めていると、大学に入ってからもかなり有利になりますので、復習するにはおすすめの科目です。

3位は「数学」(22票)

「生物」「化学」に続いてアンケートで多かったのは「数学」です。


実は、薬学部の一回生で必須科目となる「数学」というのは、高校でいう「数学Ⅱ」や「数学Ⅲ」の範囲です。
なので、高校時代「数学」がニガテだった方は少し注意が必要です。


またこれを聞いて、高校時代に「数Ⅲ」を勉強していない方は不安に思っているのではないでしょうか?


ただ、そこまで心配しなくても大丈夫です。


なぜならば、大学の講義は10〜14コマ程度しかありませんので、テスト範囲はかなり狭いです。
なので、「数学Ⅱ」や「数学Ⅲ」の全ての範囲を勉強する訳ではありません。
(※薬学部でベクトルや数列はまったく使わない)


また、毎年似たような問題がテストに出ますので、過去問をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。


ちなみに僕の大学では、前期試験は「微分のみ」後期試験は「積分のみ」が範囲でした。


講義をまじめに聞いて勉強していたならば、「数学Ⅲ」をまったく勉強していない方でも問題なく単位はとれます。

特に「数学」の中でも

・微分
・積分
・指数、対数
・logの計算

薬学部ではこのあたりの範囲をよく使います。


ただし、「数学」だけで留年してしまった方もいますので、「数学」がニガテな方は気を抜かないように大学の講義が始まったら必ず復習をしてくださいね。

4位は「物理」(18票)

アンケートの上位3科目に比べると、重要度はそれほど高くはないのが「物理」です。


なぜなら、「物理」は薬学部で習う「物理化学」や「薬物動態」などに多少リンクしてきますが、大学で習う「物理」は「高校物理」の内容とはあまりかぶってないからです。


特に「物理」の中でも

・熱や仕事
・光波
・ボイル、シャルルの法則

薬学部ではこのあたりの範囲をよく使います。


高校時代に「生物」を選択していて、「物理」をあまり勉強していなかった方は、軽くでいいので目を通しておくことをおすすめします。

5位は「英語」(2票)

「英語」もそれほど重要度は高くないですが、低学年のうちは必須科目として「英語」があるので、薬学部に入ってからも多少は使います。


また、大学でTOEIC(※必須科目ではない)を受けるときに高校英語の知識があると有利になります。


薬学部の「英語」のテストは極端に難しい訳ではありません。(どっちかというと易しい)


ですので、英語がニガテな方も、それほど心配する必要しなくていいと思います。


もしも復習するならば

・英単語
・基本的な英文法

ここらへんの知識があると定期試験が少し楽になると思いますので、ニガテな方はぜひ復習してみてください。

勉強以外で大事なこと

f:id:yakugakun:20200122064113j:plain 実は、大学が始まるまでのこの時期に復習や勉強をしていなかってもさほど問題はありません。(結局は大学に入ってからの努力次第で何とかなります。)


とはいえ、ここから解説する「勉強以外で大事なこと」は6年という長い長い薬学部生活の方向性に関わってきます。


それでは、現役薬学生へのアンケートでたくさんの回答があったものを紹介していきます。

コミュニケーション能力

回答で一番多かったのが、コミュニケーション能力を高めることです。


薬学部で留年せずに生きていくために必要なものの一つとして「過去問」「テストの情報」があります。
それらを得るためには、仲のいい友達や先輩を作らなければなりません。


また、4回生ではOSCE(オスキー)といわれる試験があります。
実はこの試験は「ペーパーテスト(筆記試験)」ではありません。

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OSCE(オスキー)とは簡単にいうと、患者役の人間に対して「服薬指導」「初回面談」「調剤」などを行う試験です。


4回生ではOSCE、5回生では薬局・病院の長期実習があり、実際の患者や医療関係者とお話するなど、他人と話さなければならない機会が多くなってきます。


このような理由があるため、早いうちからコミュニケーション能力を磨いていくことをおすすめします。

必要最低限のパワポやワードの使い方

講義の課題やレポート提出、または論文発表やゼミ発表をするときなどに、「PowerPoint」や「Word」をよく使います。


これらの使い方について、大学の講義では教えてくれません。


「PowerPoint」や「Word」の使い方はそんなに難しくありませんが、パソコンが苦手な方や、使ったことがない方は一度さわってみることをおすすめします。


僕も最初は使い方が分かりませんでしたが、友達に教えてもらい解決しました。(今はググったら何でも出てきますしねw)

アルバイト

大学に入るまでの間、アルバイトをするのもおすすめです。


コミュニケーション能力を育てることができますし、社会のマナーも学ぶことができるという利点があります。


また、派遣や1日だけのバイトもありますので、短期間でも大学で遊ぶためのお金を貯めることができます。

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まとめ

記事のポイントをまとめます。


今回は約200人の現役薬学生にアンケートを行いました。
その結果、薬学部に入るまでに「高校の科目」を復習するなら

  • 1位は「生物」
    ・細胞
    ・遺伝子
    ・解糖系やクエン酸回路(TCAサイクル)
    ・代謝
    ・免疫
    ・糖やアミノ酸
    ・DNAやRNAの構成塩基

  • 2位は「化学」
    ・電気陰性度
    ・モル計算や濃度計算
    ・官能基
    ・化学平衡
    ・有機化学
    ・無機化学

  • 3位は「数学」
    ・微分
    ・積分
    ・指数、対数
    ・logの計算

  • 4位は「物理」
    ・熱や仕事
    ・光波
    ・ボイル、シャルルの法則

  • 5位は「英語」
    ・英単語
    ・基本的な英文法

また勉強以外では、コミュニケーション能力・パワポとワードの使い方・アルバイトなども大事だという意見もありました。

さいごに(思いっきり遊べ!)

f:id:yakugakun:20200122061926j:plain 春から薬学生の皆さん、復習する科目は決まりましたか?


現役薬学生が口をそろえて大事だという科目を今のうちに復習しておくと、必ずみなさんの「力」になります。


ただ勘違いしないでほしいことは、入学前に復習をしなくても、大学でついていけなかったり単位を落としたりする訳ではありません。


結局は、大学に入ってからのあなたの勉強量次第です。


なので、高校生活最後に地元の友達と思いっきり遊んで、楽しい思い出を作るのもいい!!


そう僕は思います。


春から一緒にがんばりましょう。

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